スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

子宮頸がん起こすウイルスは男性の中咽頭がんの原因にも

のどの奥のがんは、喫煙や飲酒の影響で発生することが多いとみられてきたが、ヒトパピローマウイルス(HPV)のかかわりも高いことがわかった。がん研究会がん研究所などのチームが、日本癌(がん)学会で発表した。
HPVは子宮頸(けい)がんの原因として知られるが、中咽頭(いんとう)がんなどへの影響も注目されるようになってきた。そこで、チームは、119人の中咽頭がんのがん組織を調べたところ、計74人のがん細胞でHPVの感染がみられた。HPVには100種以上のタイプがあるが、子宮頸がんを起こすことで知られる16型が85%をしめていた。HPVが中咽頭がんを起こしたとチームはみている。
74人の内訳は、男性59人、女性15人。「HPVは関係ないと思っている男性がいるかもしれないが、そうではない。米国ではHPVワクチン接種を受ける男性もいる」と、チームの古田玲子さん(現・北里大教授)は発表した。
中咽頭がんでもHPV感染があるタイプは、放射線や化学療法の効果が高いといわれている。HPV感染の有無でがんのタイプを分けて、治療効果をみる研究が進めば、治療法の選択が変わる可能性がある。
がんのおよそ5分の1は、ウイルスが原因といわれている。ウイルスに感染してもたいていは免疫系によって排除されますが、がんを引き起こすウイルスが持続的に感染すると細胞が異常に増殖し、がん細胞に変化することがある。例えば、高リスク型HPVはE6とE7というがん遺伝子をもっており、それらの遺伝子によってつくられるタンパク質で、我々ヒト細胞の増殖をコントロールしているp53とRbというタンパク質を不活化します。E6、E7遺伝子がヒト細胞のゲノム中に組み込まれると、がん化につながっていく。
HPVは女性だけに感染して、がんを引き起こすと考えられていたが、今回の発表では男性も注意を喚起された。
HPVは男女ともに感染することがわかった。HPVは約150型に分類されているが、そのうちの16型や18型などの13種類ほどが、がんを誘導する高リスク型のHPV。HPVは女性の子宮頸がんの原因として知られていますが、男女ともに頭頸部の中咽頭、肛門管などHPVの接触感染でがんを引き起こすことが解明された。
高リスク型HPVが感染し、がんが発生する部位には組織構造に共通点がみられる。すなわち、子宮頸部、中咽頭、肛門管には、重層扁平上皮と一層の円柱上皮の境界部がある。そこの深層に位置する細胞がHPVに感染しやすい性質をもっている。その細胞にHPVが感染することで細胞は持続的に異常増殖を起こし、さらに遺伝子異常が蓄積することで、がんに進展する。

コメント

非公開コメント

トラックバック

http://themarox.blog119.fc2.com/tb.php/648-c447dc3e

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。