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欧米の原発作業員分析で低線量被爆でもがん死亡リスク増と国連科学委員会が発表

低線量被曝問題は、実効線量で概ね100?200mSv以下の低線量の放射線被曝による生物影響に関する問題を言うが、日本においては第五福竜丸事件を契機に、1950年代から原水爆実験の死の灰による低線量被曝が大きな社会問題となった。
環境放射能安全研究年次計画において重点的な研究課題として取り上げられたこともあり、その多くの研究情報は既に公表されている。
そのなかで、最近、欧米の原発従事30万人以上の被ばく線量と健康状態のデータを分析した調査した結果で100ミリシーベルト以下でも、がんリスク増とのレポートが発表された。
欧米の原子力施設で働く30万人以上を対象にした疫学調査で、100ミリシーベルト以下の低線量被ばくでも線量に応じてがんによる死亡リスクが増えたとする分析結果を、国際がん研究機関(本部フランス)などのチームが英医学誌BMJ・ランセット・ヘマトロジーに発表した。
低線量の放射線を長期間浴びることで、白血病のリスクが上昇するとの疫学調査結果である。
低線量被ばくの健康影響を統計的に示した研究は少なく、東京電力福島第1原発などで働く作業員や、放射線機器を扱う医療従事者の健康管理に役立つ可能性がある。
国際放射線防護委員会(ICRP)の、一定の線量を超えないと健康影響は出ないとする考え方は見直しを迫られそうだ。
チームは過去約60年間、フランスと英国、米国の原発や核燃料施設などで1年以上働いた約30万8300人の健康状態と被ばく線量の関係を統計的に分析。
結果は、被ばくがなくても白血病を発症する可能性を1とする「相対リスク」を考えた場合、1ミリシーベルトの被ばくごとに相対リスクが1000分の3程度上昇するという内容。100ミリシーベルト以下の低線量でもリスクはなくならない。
作業員の年間被ばく線量は平均1.1ミリシーベルト、積算線量は平均15.9ミリシーベルトで、531人が白血病で死亡。リンパ腫なども調べたが、明確なリスク上昇は確認できなかった。
ICRPは100ミリシーベルトを超すと発がんリスクが高まると指摘。それより低い線量では、健康影響を懸念する専門家と、心配ないとする専門家で意見が分かれている。
今回の研究費は、米エネルギー省や日本の厚生労働省などが拠出した調査が妥当か検証として低線量被ばくの疫学調査としては最大の規模であり、注目すべき貴重なデータと言える。
国連科学委員会は被ばく線量が100ミリシーベルトを超えると発がんリスクが高まるが、100ミリシーベルト以下では明確なリスク上昇を確認できないとの見解を今までに示している。
英医学誌BMJに発表した国際チームは100ミリシーベルト以下でも白血病のリスクが上昇するという調査結果を既に発表しているが、今回新たに肺や胃、肝臓など白血病以外のがん全体でリスクの上昇を確認した。
英医学誌BMJに発表した国際チームは、英国、米国、フランスの原発や核燃料施設などで1944~2005年の間に1年以上働いた約30万8300人のうち、白血病以外のがんで死亡した1万9064人について被ばく線量との関係を分析した。全作業員の積算線量は平均20・9ミリシーベルト相当だった。
分析の結果、被ばくがなくてもがんで死亡する可能性を1とした場合、1ミリシーベルトの被ばくごとに1万分の5程度死亡リスクが上昇すると推計され、上昇率は、これまで知られている高線量のデータと同程度だったという。1万9064人のうちでは、209人が被ばくにより増えたがん死と推定されるとしている。欧米の原子力施設で働く30万人以上を対象にした疫学調査で、100ミリシーベルト以下の低線量被曝でも線量に応じてがんによる死亡リスクが増えたとする分析結果を、国際チームが英医学誌BMJに発表した要旨は上記である。
過去には、国連科学委員会などは被曝線量が100ミリシーベルト以下では明確な発がんリスク上昇を確認できないとの見解を示している。
国際チームは100ミリシーベルト以下でも白血病のリスクが上昇するという調査結果を既に発表。英国、米国、フランスの原発などで1944~2005年の間に1年以上働いた約30万8300人のうち、白血病以外のがんで死亡した1万9064人について分析した内容は世界に衝撃を与えている。
日本の原発作業員について被ばく限度の引き下げを検討する必要が出てくるかもしれない。

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