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生薬甘草がメタボに効果 内臓脂肪の炎症抑える

漢方薬に使われる生薬甘草の成分が、メタボリック症候群や糖尿病の原因となる内臓脂肪の炎症、線維化を抑えることを、富山大などの研究グループがマウスによる実験で突き止めた。治療薬の開発につながる可能性がある。
研究グループによると、肥満が進むと内臓脂肪の中の脂肪細胞と白血球の一種「マクロファージ」の働きで、内臓脂肪が炎症を起こして線維化する。
炎症が起きるとインスリンの働きが悪くなり糖尿病の要因となる。また線維化により内臓に脂肪が蓄積し、メタボリック症候群や脂肪肝の原因となるという。
研究グループは20週にわたり、高脂肪食のみ、高脂肪食と甘草に含まれるイソリクイリチゲニン(ILG)を与えるマウスに分けて
実験。高脂肪食だけでは内臓脂肪の線維化がみられたが、ILGを与えたマウスは線維化が抑えられた。
富山大大学院医学薬学研究部の長井良憲客員准教授は「線維化を抑える詳しい仕組みを明らかにし、体への負担の少ない治療薬の開発につなげたい」と話している。
同研究は、富山県および県内外の13社の製薬企業やJSTなどの支援を受けて実施された。
近年は食生活の欧米化が進むなど、日本でも肥満を中心とするメタボリックシンドロームが増加している。
食前に野菜ジュースを飲むと発症の原因の一つとされる「食後の血糖値上昇」が抑制できるなど、今までにメタボリックシンドロームに関するさまざまな研究が報告されている。
これまでの研究において、メタボリックシンドロームの発症には内臓脂肪における慢性的な炎症反応が深く関与することが判明している。内臓脂肪は、余剰エネルギーを中性脂肪として蓄える脂肪細胞から構成されているが、内臓脂肪には免疫細胞も存在。
研究グループは、これまでに生薬である甘草に含まれるILGがマクロファージにおいて、炎症の鍵分子となる「NLRP3インフラマソーム」と呼ばれる細胞内たんぱく質複合体の活性化を阻害し、マウスのメタボリックシンドロームを改善させることを報告している。
ただ、ILGの脂肪細胞への薬理作用や線維化に対する有用性は不明だった。
そこで今回、ILGの効果を検討したところ、ILGはマクロファージから産生される「炎症性サイトカイン」(血液細胞などの増殖や分化を調節するたんぱく質性の生理活性物質の総称)の「TNF-α」や脂肪細胞から産生される「ケモカイン」(細胞の遊走を誘導するサイトカインの総称)の「MCP-1」の発現を抑制することがわかったという。
さらに詳細に検討したところ、ILGはTNF-αによる脂肪細胞の活性化を抑制すると共に、飽和脂肪酸によるマクロファージの活性化も抑制することが明らかになり、抗炎症作用が見いだされたとしている。
次に、内臓脂肪の線維化に対するILGの効果を調べるために、マウスに高脂肪食とILGを与えて、線維化を検討した。
高脂肪食を与えたマウスは、普通食を与えたマウスに比べて内臓脂肪の線維化が多く見られた。
だが、ILGを混ぜた高脂肪食を与えたマウスでは、高脂肪食による線維化が顕著に抑制されていたとのこと。
今後の展開について、富山大学とJSTは「ILGの抗炎症作用および抗線維化作用の詳しいメカニズムを調べることで、ILGを基にした、メタボリックシンドローム治療薬の開発につながることが期待されます」としている。
食べすぎ、飲みすぎが多い食事を繰り返して不規則な生活を繰り返している人は検診などで「中性脂肪が多い」「内臓脂肪が多め」といった指摘を受けるようになる。
特に怖いのが内臓脂肪で、見た目では痩せている人でも内臓脂肪が多かったといった「隠れ肥満」の人が増えてきている。

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