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肺MAC症

日本呼吸器学会によると肺MAC症は、MAC菌(Mycobacterium avium-intracellulare complex)という抗酸菌属の細菌に感染して起こる肺の病気で、近年、中高年の女性を中心に急増している。
MAC菌を含む「非結核性抗酸菌」は、結核菌と非常によく似ていますが、ヒトからヒトへは感染しない。
非結核性抗酸菌は水や土に広く生息しているので、そうした環境から感染すると考えられている。
2014年に行われた全国調査の結果、1年間に新たに発病した患者の比率は7年前の調査の2.6倍に増え、年間10万人あたり14.7人と推定される。
欧米では1980年代後半から増え始め、日本でも1977年からの20年間で罹患率が6倍余りに上昇。国内の新規患者は年間1万人とみられる。
増加の理由には、「MAC菌が好む温かい環境が増えたこと」「呼吸器内科医を中心に肺MAC症が広く知られるようになってきた
こと」などが考えらる。
肺MAC症は結核よりはるかにゆっくり進行し、10~20年かけて重症化する。
初期には「せき・たんが1か月以上続く」「血たん」、重症になると「発熱」「全身けん怠感」「体重減少」などの症状が現れる。さらに進行すると、肺の組織が壊れて空洞ができ、呼吸困難から最悪の場合死に至る。
結核菌は「抗酸菌」と呼ばれる細菌の一種。結核菌以外の抗酸菌が起こす病気を「非結核性抗酸菌症」という。
日本では、抗酸菌による病気の約三割を非結核性抗酸菌症が占めている。
肺マック症は、アビウム菌とイントラセルラーレ菌という、よく似た二種類の菌が起こす肺の慢性感染症。
せきやたんなどの症状やエックス線で撮影した病変は結核によく似ていて、菌も顕微鏡で見ただけでは結核菌と区別がつかないため、結核と誤診されることもある。
肺マック症は「空洞・破壊型」と「結節・気管支拡張型」の二つに大別される。
空洞・破壊型はたばこを吸う男性に多く、普通は1~2年で進行し、予後が悪い。
結節・気管支拡張型は全体の8割を占め、緩やかに進行する。
予後は比較的良好だが、ばらつきが大きく、まれに数年で亡くなる人もいる。
結核のように完治させることは難しい。
薬の効果が基本的に乏しいことと、いったん除菌できても、菌のすむ環境から繰り返し感染するため。
慢性気管支炎などと同じように、一生付き合う病気。

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