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難治性が際立つ膵臓がん

膵臓がんの際立つ難治性が九重親方の死因ニュースで人々の話題になっています。
優勝31回で、角界で初めて国民栄誉賞を受けた元横綱千代の富士の九重親方が、東京都内の病院で亡くなりました。
享年61歳、死因は膵臓(すいぞう)がんだったというニュースで膵臓がんという病気の難治性が世に知られるようになりました。
膵臓がんは、今の治療ではどのような形の先進医療でも直らない現状を人々は認識したということが見られます。
昨年の5月場所後に東京・両国国技館であった還暦土俵入りではウルフと呼ばれた現役時代をほうふつとさせる引き締まった体を九重親方は披露しましたが、6月には膵臓がんを切除する手術を受けました。
九重親方のあっという間の亡くなり方に衝撃を受けた人は多いと見られます。
この話題と共に膵臓がんの難治性ということを知った人も多いと思われます。
膵臓がんは早期発見が困難なうえに進行が早く「見つからない」「治らない」がんの代表で、「がんの王様」とも恐れられていると人々は初めて知ったという声が多く聞かれます。
国立がん研究センターによる予測では、2016年に新たにがんにかかる患者数は年間約101万200人(男性57万6100人、女性43万4100人)です。

がんの罹患臓器別のトップ5は、
1 大腸(14万7200人)
2 胃(13万3900人)
3 肺(13万3800人)
4 前立腺(9万2600人)
5 乳房(9万人)

膵臓は4万人と7位にすぎないほどの罹患者が比較的少ないがんです。
一方、がんで亡くなる人の数は、全体で約37万4000人(男性22万300人、女性15万3700人)です。

亡くなった人の人数を示した臓器別種類では、
1 肺(7万7300人)
2 大腸(5万1600人)
3 胃(4万8500人)
4 膵臓(3万3700人)
5 肝臓(2万8100人)の順で、膵臓は4位と順位が上がっています。

罹患数と死亡数が最も接近しているのが膵臓がんで、数字の上でも難治性であることが分かります。
膵臓がんによる死亡率は約98%でほとんど減少していません。
がん検診による早期発見の有効性も確立していませんから、まずは予防が大切です。
喫煙は1.7倍、糖尿病では2倍近くもリスクを高めますから、禁煙と体重の維持が何より大事です。
また、遺伝性のがんも5~10%ありますから、近縁者が罹患した方は要注意です。
がんはよほど進行しない限りは症状を出しにくい病気なので、難治性の高い膵臓がんの治療も早期発見に技術の進化を努力が続けられています。
膵臓がんは統計上も膵臓がんの罹患率と死亡率がほぼ等しくなるために、難治性がんの代表といわれている。
日本における膵臓がん患者数は、1980年頃までに欧米並みまで増加し、現在も緩やかに増加を続けている。
そんな中、膵臓がん治療に関する2つの動きがある。
まず、既存薬に関する動きとして、これまで結腸・直腸癌が適応となっていたレボホリナートカルシウムが適応拡大となった。
レボホリナートカルシウム治療は、米国・カナダおよび欧州では全身状態の良好な膵臓がん患者への標準療法として確立されているが、日本では保険適応にはなっていなかった。
次に、国による動きとして、厚生労働省、文部科学省、経済産業省の3省が連携し、がん研究を一元的に進める体制を来年度からスタートさせる動きが注目されている。
具体的には、まず厚生労働省が臨床試験などの治療法を開発する上での課題を整理する。
その結果に基づき、文部科学省が新薬候補となる化学物質についての研究を進め、経済産業省が画像診断や放射線治療などに使う医療機器の開発や高性能化を進める。
これらの成果を厚生労働省が臨床の現場に反映することで、その安全性や有効性の検証を行い、実際の診断・治療に使用できる体制とする。
この動きは膵臓がんに限ったことではないが、最終的には日本版NIHに統合され、2020年頃までに10種類以上の新薬開発を目指すことが決まっている。
いずれにしても、現在の日本ではおよそ3万人が膵臓がんで死亡しており、年代別では高齢になるほど増加する。
高齢化が進む日本では、今後も膵臓がん患者は増加すると予測される。膵臓癌は治療薬が少ない癌でもあり、今後の新薬開発に対し期待されている。
膵臓がんは、膵臓がんと診断された時には、すでに大半の患者が高度の進行がんであり、8割前後が既にガンが膵臓の周囲の臓器に広がっていたり、 肝臓などの他臓器にガンが転移しており外科手術の対象とならない場合が多い。
また、外科手術を実施しガンを切除したとしても、すい臓癌の場合、早期に再発することが多いことが挙げられる。
膵臓がんと診断されて手術できるのは数割程度に過ぎない。
すい臓癌の治療法には外科治療、化学療法、放射線治療、対症療法があり、その中でも手術(外科手術によるガン切除)が原則とされているが、膵臓がんの場合、切除可能な症例は3~4割程度に過ぎないとされています。
また、ガンは進行度によって4段階に分かれますが、ある統計では、膵臓がんの切除手術を受けた人のうち約8割弱が最も進行したステージIVであり、膵臓がんを切除できた症例の患者さんの場合でも、術後の5年生存率は10~20%程度と、他のガンに比べ極めて低いことが示されています。

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